吉本晴彦氏の「どケチ教」とは
どケチ夫婦の妻、A子です<(_ _)>
今回はどケチ夫婦がどケチ育児法に開眼する(?)きっかけとなった1冊をご紹介しますm(__)m
約40年前…昭和53年に発売され、今は絶版となっている、吉本晴彦氏の「どケチ革命~ムダ金使わず頭を使え~」(実業之日本社)。
吉本晴彦氏は大正12年大阪生まれの実業家で、「関西の不動産王」だったそうな。
一時はテレビやラジオに出演されていた有名人だったみたいです(゚д゚)!
「大日本どケチ教」の教祖を自ら名乗り、どケチシリーズ本を何冊も出版されていたようです(^^;
ネットで検索してもあまり情報が得られませんで、現在もご存命かは不明ですm(__)m
私たちどケチ夫婦は、2~3年前たまたまこの書籍に出会い、彼の教え(??)に大変感銘を受けました!(◎_◎;)
彼の説く「どケチ教」とは、簡潔に表わすと以下の通りですm(__)m
【教義】お金や物や価値ある全てのものを大切にする心を養う
【教典】①ケチの目的を持つ
②いっさいの見栄を捨てる
③生き金を使い、死に金を使わない
④他人に迷惑をかけない
⑤常にユーモアの精神を持つ
【御経】勿体ない勿体ない勿体ない
~私のいうケチとは、“価値あるもの”…お金、物、そして命、健康、時間、自由とか、労働の価値とか、心とか、愛とか、そういう価値ある全てのものを大切にすることなんです。とにかく価値あるものを大切にする。必要な時には、ケチって貯めたお金を綺麗に出す。~(「はじめに」より)
彼は、「ケチとシブチンは違う」とも説かれていて、「出すべきお金はいくらでも出す。ただし、自分で納得できないお金、あとで後悔するようなお金、つまり“死に金”というのは、絶対に出さない」のがケチ。一方シブチンは出すべきものも出さない“守銭奴”だと。
教典③の「生き金を使って死に金を使わない」という哲学を貫くのも簡単そうに見えて意外と難しいことですが、私は特に教典②の「いっさいの見栄を捨てる」という哲学がなかなか深いなぁ~…φ(゚Д゚ )フムフム…と感じております<(_ _)>
例えば、近所の1000円カットでなく、普通の3~4000円する美容院に行く人って多い気がします。
でも、1000円カットに比べて3000円の美容院の方が3倍も腕がいいとか、3倍もサービスがいいものでしょうか??
私は結婚以来ずっと1000円カットですけど、1000円カットだから失敗したって記憶はありません。値段より、「担当者」によると感じてます。1000円カットでも上手な人は上手だし、3000円でも下手な人は下手。
たぶん、「3000円の美容院の方が上手そう」というイメージだったり、「1000円カットに行ってるのが誰かに知られたら恥ずかしい」という周囲の目だったりが、多くの方が1000円カットを選ばない理由なんじゃないかと。
他にも、ママ友とのお付き合いでついつい高めのランチ行っちゃったりするのも、半分以上は「見栄」だったりするんじゃないかな~なんて…(;´Д`A ```
見栄って言うと大袈裟なら、「人に良く思われたい」「みんなにバカにされたくない」「嫌われたくない」という気持ちと言い換えてもいい。
本当に必要な物(needs)と、単になんらかの欲求を満たすために欲しい物(wants)との区別は、自分が思ってる以上に難しいのではないかと思うんです。
「必要だから」「自己投資だから」と言い訳しながら、その根底には実は全く別の欲求…例えば「認められたい」「好かれたい」「カッコイイと思われたい」「モテたい」「貧乏って思われたくない」「付き合い悪いって思われたくない」「ダサいって言われたくない」etc.…があるのではないかと。
そういう欲求自体を抱くことは仕方ないのかもしれませんが、その本当の自分の欲求に無自覚のまま、ある意味自分を欺いたまま、必要でない物にまでお金を費やすことはよろしくないと思うわけです。
そもそも、「どうしても必要な物」ってそんなに多くないですしね(^^;
もちろん、その金額に見合うだけの価値が本当にあるのかを見極めるにも、ある程度の失敗経験が必要だとは思いますが、人間てどうしても自分を正当化しようとしてしまうものですからね…(-_-;)
自分の支出に関して、客観的かつ冷静な評価は、なかなか下せるものではありません。
…まっそれはそうと、我がどケチ夫のK男は、会社に持っていくペンケースも薬ケースも小学校時代から30年以上使い続けてる代物でして(;゚Д゚)さすがにイマドキ、100均でももうちょっとマシなケースあるよ??って買い替えさせたところです(;''∀'')
吉本氏の教えにより、改めて「どんな物も大切にする心」と「その本質的な価値を見極める力」を養いたいと思いましたm(__)m
ではまた(´∀`*)ノシ☆