小学校を辞めてホームエデュケーションを選択したブログ。

小4&小2の娘が小学校を辞めてホームエデュケーションを選択しました。その試行錯誤の日々を記録していきます☆

どケチ夫婦☆の「ジブリ考察!~魔女の宅急便編~」

どケチ妻・A子です<(_ _)>

 

現在、次女(2歳)はジブリ作品「魔女の宅急便」にドはまり中!(@_@;)!!

魔女の宅急便 [DVD]

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…今年5月頃、図書館でたまたまDVDを発見して、「まだ早いだろう」と思いつつ、久しぶりに自分が観たかったこともあって借りてきたのがそもそものきっかけ。

その時はそんなにちゃんと観てなかったのに、返却後、「魔女の宅急便は?」とたびたび訊かれたので、もう一度借りてあげたらそっから…いったい何回観たら気が済むんか?!ってぐらいハマっちゃいまして…(;´Д`A ```

 

袋に服やらオモチャやらをガサガサ詰め込んで「わくわくしてるわ♡」(※注:旅立ちの準備シーン)とか言って1人で遊んでたり、新聞紙で作ったホウキにまたがって「あなた、何か特技あって?」「いえ、色々考えてはいるんですけど…」(※注:旅立った後、他の魔女に出逢うシーン)とか言って姉妹でなりきり遊びしてたり…。

…魔女宅見過ぎて、親子でセリフほぼ完コピ状態(-_-;)

 

自分が子ども時代は、正直言って魔女宅、そこまで大好き!って作品でもなく、どちらかというと印象薄い方でした。

でも、こうして大人になって、親になって、娘を持って、改めて観ると…

 

…ナニコレ(゚Д゚;)!

めちゃえぇ話やん。・゚・(ノД`)・゚・。

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女の子の“自立”の話だったんですね~...( = =) (←今更過ぎる(-_-;))

 

 

娘を持つ親なら、誰しもグッと来ちゃうのが、まず最初の「旅立ちのシーン」。

 

キキ「お父さん、高い高いして!昔みたいに。」

キキを抱き上げようとして、思いの外重くてよいしょっと抱き直すお父さん。

お父さん「いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろう…」

お父さん「うまくいかなかったらいつでも戻って来ていいんだよ

っていう、あの最初のシーンです(´Д⊂ヽ

 

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お父さんの、娘を想う気持ちに…胸キュンうるうる。・゚・(ノД`)・゚・。

 

「13歳で独り立ち」。

 早過ぎる~!って思う反面、藤井聡太さん(将棋)や羽生結弦さん(フィギアスケート)なんか皆さん14歳で立派なプロ!でしたよね(@_@;)

確かに13歳ぐらいで、本気で自分の道を歩み始めるのが本来なのかもしれません。

 

独り暮らしを始めるキキが、買い物しながら「暮らすってもの要りね~」っていうシーンや、キキが「私、飛ぶしか能がないでしょ」「だからお届け屋さんはどうかなって」と自分なりに食べていく手段を見つけるシーンを見ていると、自分の娘たちにも15~6歳ぐらい…遅くても18歳までには家を出てもらい、自分の生きる道を模索してもらいたいなぁ、と思うようになりました。

 

 

…そりゃ心配です!( ノД`)…

特に女の子は。

独り暮らしなんて危なくて(;´Д`A ```

変な男に捕まっちゃったら…とか、性犯罪やストーカーに巻き込まれたら…とか考えると、できる限り手元に置いておきたい。目の届く範囲にいてほしい。それが本音です(´Д⊂ヽ

…でも、それじゃいつまでたっても自立できない、大人になれないんでしょうね_| ̄|○

かわいい子には旅させよ」と言いますが、“子どもの独り立ち”ってほんとに親にとって最大の試練なのかもしれません。

大事でかわいい我が子だからこそ、心を鬼にして、子どもを送り出さなければならないんでしょうね…。そして子どもが出ていくと言わないなら、親の方から追い出さなきゃならないんでしょうね…。

自分の親を見ていても、「親離れ」より「子離れ」の方がずっとずっと難しくて、苦しい道なのだろうと思います。

 

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…もう1つ。

キキにとって「飛ぶ」という能力は“生まれつきの才能”(=“血”)であって、特にその意味を考えたこともありませんでした。「宅急便」という仕事も、飛ぶという能力を使った“食べていく手段”に過ぎなかったわけです。

でも、ある日飛べなくなって、初めて「なんのために飛ぶのか」「誰のために働く(配達をする)のか」と自分の才能や仕事について見つめ直します。

そして、大切な人のために、自分を必要としてくれている人のために、「飛びたい!」「飛ぶんだ!」と自らの強い意志で飛んだ時、キキはやっと「飛ぶ意味」を掴み取るのです。

 

 

仕事って、たいていの人にとって最初は「食べていく手段」に過ぎなくて、嫌なこと、つらいことが続くと「なんでこんな仕事してんだろう…」って、働く意味を見失ってしまいがちです。

でも、「自分のため」ではなく、その仕事を喜んでくれる人や必要としている人がいることに気付いて、その仕事の意味を理解できると、世界が変わって見えてきます。そしてその時、初めて人は本当の意味で「自立する」のかもしれない…。

魔女宅を観ながら、そんなことを考えさせられたりしました。

 

誰かから直接「ありがとう」とか「助かるよ」なんて言ってもらえる仕事の方が少ないのが現実です。だから、自分の仕事を「人のお役に立っている」と自分で思えるかどうか、なのではないでしょうか。逆に言えば、他人からの評価を受け身で期待している限り、他人からの承認に依存している限り、どんな仕事をしても満たされないということになります。

 

…とは言え、そんな境地に達せられるのは、凡人の私たちにとってはなかなか困難な道のり(-_-;)

私も今は「家事育児」が仕事みたいなもんですが、ついつい日々のつらさ、苦しさに負けて「めんどくさ~(´Д`)ハァ…」って放り投げてしまいがちです(´Д⊂ヽ

でも、キキが自分の力で飛ぶ意味を掴み取る姿を観るたびに、自分の“役割”を思い出し、家事育児に専念できる環境に感謝したいと思い直すのでしたm(__)m

 

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魔女の宅急便」、特に娘さんのいらっしゃるパパ&ママさんには、是非見返していただきたいと思う作品です(´∀`*)♡ 

 

 

…以上、どケチ夫婦☆の「ジブリ考察!~魔女の宅急便編~」でした~(´∀`*)ノシ♪